福岡市天神地区にある福岡県立美術館は、建設から半世紀以上経過し、建物の広さや機能に限界が生じていました。そのため福岡県は、県民の皆さんの大切な文化資産である美術品や美術活動を未来へとつなぎ、発展させるべく、新しい県立美術館を整備することとし、2021年に「新福岡県立美術館基本計画」を定めました。
現在、この基本計画と福岡県が推進するワンヘルスの理念をもとに、新しい県立美術館の整備に取り組んでいます。
美術館が建設される大濠公園は、能楽堂や日本庭園、福岡市美術館などが点在し、近くには福岡城址もあるなど、福岡の文化と歴史が味わえる緑豊かな公園であり、様々な人々が集い、憩い、交流する場でもあります。
周囲の環境に恵まれ、天神の福岡県立美術館の歴史を受け継いだ新しい県立美術館が、古くから文化の交流拠点である福岡で新たな歴史を紡ぎだし、誰もがワクワクできる美術館となるよう、県民の皆さんと共に歩みを進めていきます。
「新福岡県立美術館基本計画」(2021年)では、
新しい福岡県立美術館の「目指す姿とコンセプト」を
4つの柱にまとめています。
そして新美術館の4つのコンセプト実現のため、
3つの視点に基づいた事業と施設運営を実施します。
子どもから高齢の方まで世代や立場に関係なく、あらゆる人々に社会参加の機会を創出し、多様な活動や表現を鑑賞、体験し、認め合える場となります。
アート作品やアーティストとの出会いがもたらす新たな気づきや価値観を通して、人、地域、歴史などさまざまなものをつなぎます。
福岡県および九州の美術を継承していく役割を担う美術館として、地域ゆかりの近・現代の美術を対象に活動します。そして、収蔵作品はもとより、地域で展開されているさまざまなアート活動や生み出された新しい価値を、後世へとつないでいきます。
新美術館は、みんなの「やってみたい」 ができる場所になるよう準備を進めています。
下の流れるイラストをヒントに、あなたが新美術館でやってみたいことを
自由に考えてみてください。
詳細はこちらをご覧ください。
世界とつながり、県民の想像力をかきたてる展覧会
若手アーティストや子どもたちの成長を支援
さまざまな人々が参加し、活動するアートコミュニティ
誰もが生きがいと創造性をもって活動できる美術館
福岡県の文化芸術を知ることのできる展覧会
美術館に集う地域の文化芸術の「知」にアクセス
公園・自然と一体となった、集い・憩える美術館
公園内外をつなぐ、横断的な取組み