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ワークショップvol.2に向けて、vol.1での質問に追加で答えてもらいました。~後編~

(前編からの続き)

後編は「日本庭園や周辺との調和」と「個人的に聞きたいこと」についてまとめました。

注)質問は原文ママです。

《Question 13》
国体道路側は暗いというイメージがあり、新県美により明るくにぎやかな空間になりそうで楽しみです。国体道路側の歩道拡幅などの構想も隈さんにはありますか?

【Answer 13】
六本松側から大濠公園への人の流れを作っていきたいと考えており、国体道路側の設(しつら)えは重要だと考えています。ケヤキギャラリーを始めとして、日本庭園沿いの歩道についても可能な範囲で拡幅したいと考えています。


《Question 14》
建築技術者です。アニメーション動画では日本庭園がオープンな感じとなっていました。現状の閉じた、せいひつな感じの日本庭園も良いと思いますが、いかかでしょうか?

【Answer 14】
日本庭園が持つ静かさ、囲われ感を残しながら、新県美・大濠公園との連続性を作っていけるよう、植栽等を詳細に調査し、日本庭園内から美術館の見え方を検証しながら計画を進めています。


《Question 15》
建設予定地に近接して前川国男さん設計の福岡市美術館があります。良い建築だと思っています。新県美を設計するにあたり、外観上、この建物との調和もしくは対比といった点で何かお考えがあるでしょうか?

【Answer 15】
市美術館の特徴は外構と一体となった計画にあると思います。
新県美も公園を含む外部との一体性を重視しています。
周辺に馴染むように計画するということはもちろんですが、そういった建物のコンセプトで市美術館との連続性を感じて頂けるようにと考えています。


《Question 16》
福岡市美術館や大濠テラスとのつながり、差別化についてどのようにお考えか教えていただきたいです。

【Answer 16】
市美術館や大濠公園とのスムーズな連動を図れるよう、草香江ギャラリーやインフォメーションベースを計画していきます。

《Question 17》
美術館の設計をする時に、「謙虚」と「目立つ」とのバランスについてどう考えていますか ありがとうございます

【Answer 17】
公園の中に立ち、また日本庭園に隣接するということから、新県美は極力周囲に馴染むように設計したいと考えています。そういった意味では謙虚な表現になりますが、一方で県立美術館としてランドマークになることも必要だと考えています。今までの建築は高さを象徴性として表現しているものが多かったですが、新県美は公園に馴染む水平性を新しい象徴性としてデザインしていきます。


《Question 18》
昨今の世界の美術館のトレンドと、これから日本の美術館に求められることを教えて頂きたいです。新県美、楽しみにしております!

【Answer 18】
今、世界の美術館ではメディアアートや体感型の空間展示をできるような、より幅広い作品を展示できるスペースが求められています。また、それらのアートは市民により開かれたものとして位置づけられています。
日本の美術館の場合、どうしてもデリケートな所蔵品が多く、対応できるアートの幅に限界がありましたが、新県美ではこれからの時代に則した展示をできるように計画していきます。


《Question 19》
一級建築士を目指すにあたり、高専に行くか一般高校から大学(院まで)に行くか、どちらが良いでしょうか?

【Answer 19】
一級建築士になるということであれば、高専でも大学でもどちらでも問題は無いと思いますが、どこに行くかよりも、何を学びたいか、そのためには誰に学びたいかが重要です。
高専から大学への編入も可能ですし、将来どんなことをしたいのかを考えてみましょう。


《Question 20》
高校3年生です。建築家になるために今から磨いておくべきことはありますか?

【Answer 20】
色々な人と会って、色々なところに行ってみて下さい。
画面越しで見ているものと実際見て、感じたものとは違うもので、特に建築空間についてはそれが顕著なものです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
ますます11月23日の「新県美デザインワークショップvol.2~隈さんと考えよう~」が楽しみになってきましたね!

(ワークショップvol.2への参加はこちらから)

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